多感な時期に魚喃キリコを読むべき宣伝のようなもの

この前なんとなーくインスタグラムを見ていたら、臼田あさ美さんのアカウントが、とある漫画の表紙(しかも旧版)を載せていました。

 

>主人公のツチダを演じました

 

…マジかマジかマジかマジかマジかマジかマジかマジなのか!!!!!!

 

マジかのゲシュタルト崩壊を起こしそうなほど私は興奮しました。

 

南瓜とマヨネーズ/魚喃キリコ

 

わたしの大学生時代のバイブルとも言えるこの漫画を、実写化。しかも何年も時間が経った今このタイミングで。テンションが上がりきって下がるまでに時間がかかるほどには興奮しました。皆さんはこの漫画をご存知でしょうか。発売されたのは1999年、今からもう18年も前の漫画になりますが、古臭さを一切感じさせない、いやむしろリアルすぎて、まさに今この時の時間軸の出来事のように感じると思います。全く読んだことがない人もいるでしょうが、すでにこの漫画は結末が見えていますので、ネタバレありきで続きをお読みください。

 

主人公はツチダ。同棲してる彼氏がいながら元彼と偶然会ったことをきっかけにズルズルと関係を持ち、最終的に同棲を解消し元彼とも別れます。
…ね、よくある話でしょ?あー友達にそういう子いたわーとかなるでしょ?そう、リアルなんです。この元彼(ハギオ)がダメンズなんて単語ありますけど、そんな生易しい形容詞つけるのがもったいないほどのクソです。だけど、それでも縋り付いてしまうツチダ。もうね、

 

わーかーるー

わかる以外の感情が出てこないー

 

ってなりましたよ大学生の私は。多分今読み返したとしても、私はハギオのことをきっと嫌いになれない。クソだなとは思うけど。ハギオという人物がどれだけクソなのかは漫画を読んでもらえれば分かりますし、映画でもしっかり描かれることでしょう。ただね、ハギオ役誰だと思います?
オダギリジョーなんですよ。ズルくないですか?ズルいですよね??オダギリジョーなら許しちゃう部分ありますよね???ちなみに漫画を読んだ私の勝手なイメージでは、ハギオはART-SCHOOL木下理樹氏でした。描かれている絵の雰囲気からそう感じたのですが、他にも何人か同じことを思ってる人がいたようなので、あながち的外れではないのかもしれません。

 

私はこの漫画を多感な時期に読むべき一冊だと思ってます。世の中にいるダメな男(例えば友達に恋愛の相談をした時に「絶対やめといたほうがいいよー」とアドバイスされるような男を指します)がどんなものなのかが分かります。そして、ハギオをどう思うかによって自分がダメ男が好きなタイプなのかどうなのかが分かります。わたしはハギオを嫌いにはなれないし、似たような人を好きになったりもしましたから、わたしにとってのハギオはきっとあの人なのだろうと思い当たる人もいます。だけど私の友達は、なぜハギオがいいのか全く分からないと言います。彼女はきっとダメ男は好きなタイプではないのだと思います。

さらに言うなれば、いわゆる”メンヘラ”という単語にいっしょくたに括られてしまう気持ちや行動の1つ1つが、それぞれ違うものだということにも気づけると思います。今は何かと言えば”メンヘラ”で括って片付けられちゃいますが、そうじゃないんだということが、この漫画から学べると思っています。

 

臼田あさ美さんのビジュアルはツチダっぽさがあると思います。こんなこと不躾極まりないのですが、今年に入って某バンドマンと結婚したじゃないですか。撮影がいつだったのかは分かりませんが、彼女が某某バンドマンと失恋したあたりの撮影だったのなら、もうわたしは文句のつけようもなく映画レビューに星5をつけます。幸せな状態でツチダを演じることが凡人の私には想像出来なかったから。
この漫画はバンドマンとの恋愛も描かれているんです。だからロキノン系女子が読んでも刺さるところがあるかと。同棲している彼氏が売れていないバンドマンなんです。しかもパートはギター。うわあもう、ここまで自分で書いててあるあるですよね。
結びつくか分からないですが、クリープハイプに「オレンジ」という曲があって、その歌詞のような生活を想像したら容易いかと思います。
わたし個人的に尾崎世界観さんの書く詩が大好きで、大好きを通り越してなんか悔しくなるような嫉妬するような気持ちになるんです。才能に惚れているバンドマンの1人です。
そういえばビジュアルだけならハギオっぽさがあるかも…なんてね…。

 

というわけで、気になった方は是非漫画を読んでみてください。なんなら映画から入ってもいいかもしれない。

映画宣伝の回し者じゃないですよ。
ただの魚喃キリコさんの1ファンでした。