友達から刀ステのブルーレイが送られてきてまともにくらった件

友達にオススメの本を貸して返ってきた荷物の中に当たり前のように入っていた刀ステのブルーレイ。手を出したら最後だと思っていたのですがついに先ほど観終わりました。友達が突然沼にめがけて全速力で飛び込みドボンと落ちたのを知っているので恐ろしいブツだとは分かっていました…分かっていましたが…私が数十年生きてきた中の語彙力という語彙力を皆殺しにする破壊力でした。本編入ってカーテンコール入って日替わり映像まで入って…なにこれ実質タダ?無料配布??逆に日替わり映像のところだけでも金出させてください逆に???

 

そもそも私が刀剣乱舞というコンテンツにハマったのはつい最近です。初心者もいいところのペーペーです。以前からコンテンツを知ってはいましたが、ハマることはないんだろうなと思っていました。何かのイベントでアニメ化が決まったときのポスターを何枚も激写している女性がいて、あー刀剣なんとかって人気なんだよねー…アニメなら見てみるかなー…くらいの軽い気持ちでアニメ刀剣花丸を録画しつつリアルタイムで見るようになりました。当時は刀剣男士の名前も分からなかったので、自分の中で適当にあだ名をつけて覚えていました。例えば燭台切さんは眼帯してるからものもらい、蜂須賀さんは聖闘士星矢といった感じ。今思えば昔の私に「この無礼者がっ!!!」と言いかねないところですが、こうやってライトな状態でスムーズにこのコンテンツに触れることが出来たのが、沼への入り口なんだなと思います。ツイッターで仲良くしてくれている方が加州清光と石切丸が好きという情報だけをたよりにコラボしているカフェに行ったりもしました。コラボカフェってどんなアニメでも楽しいんですよね。これはキンプリの影響があるかもしれません。そして何回かアニメをみるにつれ、自分でも知らないうちに刀剣男士の名前を覚え、各キャラクターの特性を知り、推しキャラができ、最終話が終わるころにはゲームも始めていました。とはいえPCではなくスマホで空き時間に少しずつ進めているだけですが、それでも充分楽しめる仕掛けや工夫がされていて、これはもしかしたら刀剣ファンをも含めた壮大な一大センセーションなのだな…!と思いました(気がつくのが遅い)なるほどハマっている人が多いのもうなずけます。沼が深いだけでなく、浅瀬もあってとにかくだだっ広い沼なんだと思いました。

 

そんな状態からの刀ステ。これを読んでいる人の中には「刀ステって何?」っている人もいると思います。簡単にいうと、オンラインゲームの刀剣乱舞(これがおおもとです)から派生した舞台になります。舞台化したりミュージカル化したりアニメ化したり、しまいには色んなメディアや実際の刀剣とコラボしたり。その中の1つです。

 

ストーリーは本能寺の変を舞台にした、織田信長の所持していた刀たちが主に活躍するものになっています。本能寺の変って日本史に詳しくない人でもある程度分かる内容だし、すんなり話が理解できるのもありがたいなって思いました。実際に舞台の中でも台詞だったり説明だったりで、どういう状況なのか、刀剣男士とはどういうことなのかを説明してくれるので、初見でも充分内容を理解して舞台を見ることができるようになっていました。たぶん友達に連れてこられて初めて見る人でも内容が分かるつくりになっているのかなと。

 

感想は友達に送るためにメモっていたものがあるのでそのまま載せます。

・オンラインゲームと同じセリフを織り交ぜることで、オンラインゲームが好きな人も楽しめる内容になっていた

・「俺っち」呼びにカケルみを感じた

・ストーリーがの緩急が素晴らしく、笑って楽しめる部分とじっと見入ってしまう部分の切り分けがよかった

脇差

・鯰尾がマジ鯰尾

・一期と鶴丸のアイコンタクト(ここ二重線ひいてた)

・まんばちゃん声小さい→テレビの音量あげる→みっちゃんの「待たせたねー」の声がでかい→テレビの音量さげる

・内番の衣装も再現度が高い

・やばい

・殺陣やばい

・日替わり映像やばい

・軍議やばい軍議がやばい

・まんばちゃん照れてた

ここでメモは終わっていました。お分かりいただけたでしょうか。そう、語彙という語彙が殺されます。

とにかく舞台なだけあって殺陣のシーンが凄まじく素敵でした。刀の種類って幾つかあるんです。短刀、脇差、太刀とか。それぞれの刀の種類にプラスしてその演じているキャラクターの個性が出てるんです。分かりやすいのは三日月さん。とにかく殺陣が美しい。刀を持つ手だけではなく、それを振るときに揺れる衣装や髪型髪飾りまで意識した動きをされていて、全体的にみるとものすごく優美さが出てるんですよ。他の刀剣もいわゆるゲームやキャラクターで(この刀剣はきっとこういう感じなんだろうな)といった通りの殺陣を演じてて、演出もすごいなと思いました。最初の5分くらいは失礼ながらコスプレっぽいかも…ほんとにこれハマって最後まで見れるかしらと思っていた私ですが、話が進むにつれてもう本物にしか見えなくなってきてて、本物に見えるくらいの演技力と演出力に感服せざるをえませんでした。友達が「くらった」と言っていた意味が私もようやく分かりました。これはくらった。本編終わってから自然と一人スタンディングオベーションしてた。

カーテンコールではそれぞれの役を演じていた役者さんたちが自分たちの言葉で感想やお礼を言ってるんですけれども…あれ…イケメン…イケメンじゃない…?グーグル検索して演じていた俳優さんたちの普段の姿を見てあーーーなるほどーーーこれイケメンだわイケメンだもんそりゃイケメンがイケメン刀剣男士演じてたらそらハマるなーーー納得だわーーーーって自分の中でとても腑に落ちた次第です。

新しい世界を垣間見た気がしました。

衝撃がでかすぎたのでブログに書き残しておきます。そしてこれをすっと荷物の中に入れてきた友人よ、新しい光の中に連れていってくれてありがとう。

最前列常に同じ景色の一部になっていたときの私の話をしてもいいですか?

あるバンドのボーカルが海外ツアーにまで追いかけてきた毎回最前列にいるファンに向けてインスタグラムで苦言を呈したことがヤフーニュースになっていました。

インスタグラムの投稿で思いのたけをぶちまけるところに時代を感じてしまったのですが、これについて私が思ったことを書いてみます。

バンド界隈ってエンドレスループしている議論が幾つかあって、例えばそれはダイブ問題だったり、ライブ中の不要な声掛け問題であったり(メンバーの名前を呼んだり話しかけたりする行為のことです)出待ち問題だったりするんですけど。この「最前列常に同じ景色」問題も幾度となく話題になってきました。
私が覚えているのはアジカンの後藤氏、ストレイテナーのホリエ氏、マキシマムザホルモンマキシマムザ亮君氏あたり。最近だとジュンスカの宮田さんが記憶に新しいところ。

人それぞれそのバンドへの愛情表現って違いますし、「毎回ライブで最前列にいる」ことは、日本の法律では制することの出来ないれっきとした自由であり権利でもありますから、それを奪うことは誰にも出来ません。
とはいえ、実際にライブをしている人が不愉快な思いをして、それが原因でライブ自体のクオリティーが下がってしまうというのは単純に悔しいなと思います。

追いかけているとはいえ私たちファンはお金を払ってライブを見に行くわけです。チケット代だけじゃない、ライブハウスに行くまでの交通費、会場に着けばドリンク代、さらには荷物を入れるならロッカー代、グッズが売っていればグッズ代。少なくとも1回のライブに行くだけで数人の野口さんが手元からはばたいていくわけです。
お金を払う訳ですから、対価として払ったお金に見合った、いやそれ以上のものを返してほしいと思ってしまう貧乏性な私は、バンドマンとファンがそれぞれWIN-WINの状態でライブが出来ることがベストだなと思うのです。

話を戻して、じゃあ「最前列常に同じ景色」問題はWIN-WINではないかというと、そうでもないんです。ここからは泥臭い話になりますけど、そのバンドが売れているか売れていないかにも関係してくると思っています。
タイトルにもあるように、私は以前その景色の一部になっていたことがあります。いえ、正確に言えば景色の一部にならざるを得ませんでした。なぜなら二列目以降がいないからです。
毎回毎回同じ景色(つまりファンが少なくて固定されていた)、バンドをやっている本人たちはどう思うんだろうと心配になったこともあります。気を遣って後ろのほうで見たこともあります。
しかし、そのバンドマンは複数のバンドが出るイベントのときにこう言いました「最前列にいつもの顔ぶれがいると安心する」と。

人それぞれそのバンドへの愛情表現が違うように、バンドマンの心持ちも人それぞれなんですね。なので、何が言いたいかというと、郷に入っては郷に従え。自分の追っかけてるバンドの方向性を知り、そのバンドのライブに行くならそのライブに従え。方向性が違ったとしても、ライブに行かずに応援出来る方法はいくらでもあるのだから文句言わずに黙れ。バンドマンが偉いわけではないのと同じように客が偉いわけでもないのだ。ということです。

 

最後に。
景色の一部になっていたバンドは活動をフェードアウトして現在は音楽活動をしていません。カフェでもオープンさせてたような。
お後がよろしいようで。